日本三大稲荷に数えられる茨城県笠間市の笠間稲荷神社

秋の笠間を華やかに彩る「笠間稲荷の菊まつり」。
 日本で最も古い菊の祭典で、今年で第109回となります。
 今回も笠間稲荷神社をメイン会場に、艶やかな菊の花約1万鉢が境内をはじめ市内をうめつくします。
 また、会期中には、「神事 流鏑馬」や「舞楽祭」などさまざまな催しが盛りだくさんです。




 「笠間稲荷の菊まつり」は、境内で行われていた「朝顔会(朝顔展示)」が発展して始まりました。当時、戦争で荒廃した人々の心を和ませることや信仰を育む一助として、 先々代の宮司が「大地に親しむこと」と「菊花は人の心を和める」との 思いから、明治41年に農園部を設けて、菊花を境内に展示したのが始まりです。

 


 始めは、単に菊花を境内に展示するだけでしたが、大正2年からは菊花品評会も開催されました。昭和24年には、戦後の混乱の時期にも かかわらず、笠間稲荷の菊が「アメリカ国際菊花展」(シアトルで開催)に出品して、最優秀賞ブルー リボンを受賞。現在でも、「菊花品評会」や「市民菊花展」が行われています。

 


 菊人形の起こりについては諸説ありますが、一般的に江戸後期といわれています。巣鴨の植木職人によって、人形の衣装の替わりに菊花を着せたり、動物や山などに似せた菊の細工物を見せ物として公開したりしたのが始まりとされています。
 笠間稲荷神社では、昭和23年から「菊人形展」を開催。以降、菊人形の体数も増やし、仕掛けにも工夫を凝らして現在に至っています。


平成27年の菊人形展は「花燃ゆ」をテーマに取り上げ、吉田松陰の妹・文の生涯を菊人形で表現しました。



第一景「長洲に関わった女性たち」 第二景「高杉晋作、加藤桜老を訪ねる」
第三景「ある日の松下村塾」 第四景「文、久坂との祝儀」
第八景「文(美和)の再婚」 第九景「富岡製紙場」